ドライアイの治療に関して、最近はドライアイのタイプ毎、涙のどの成分が障害されているかを元にいろいろな治療を組み合わせていくことが多いですので、ドライアイ症状(目がゴロゴロ、ショボショボ、疲れやすい、かすむなど)がありましたら、眼科で相談されるといいと思いますよ。

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2012年 12月 06日
名古屋テレビの報道番組Upの取材を受けました。ドライアイには様々なタイプがありますが、今回は中高年のドライアイということで、中高年のドライアイに深く関係している結膜弛緩症やマイボーム腺機能不全について詳しくお話ししました。結膜弛緩症は目の表面を覆っている結膜という半透明の膜がゆるむことで、本来涙がたまるべき所にたまらないためにドライアイを引き起こします。マイボーム腺というのは涙の一成分である油を出すところで、油が出なくなることで涙が蒸発しやすくなり目が乾きやすくなります。意外と知られていませんが涙って水分だけじゃないんです。
ドライアイの治療に関して、最近はドライアイのタイプ毎、涙のどの成分が障害されているかを元にいろいろな治療を組み合わせていくことが多いですので、ドライアイ症状(目がゴロゴロ、ショボショボ、疲れやすい、かすむなど)がありましたら、眼科で相談されるといいと思いますよ。 ![]() #
by kojima_eye
| 2012-12-06 16:59
| ドライアイ
2012年 11月 11日
ドライアイと眼精疲労は切っても切れない深い関係があります。眼精疲労を訴える患者の何割かはドライアイを患っています。ただし、全員がドライアイというわけではありません。中には調節緊張症という、眼の中の毛様体筋というピント合わせに関わる筋肉が疲労して眼精疲労が起きている場合があります。通常、ドライアイによる眼精疲労の場合は、眼がショボショボしたり、ゴロゴロしたり、眼を閉じると楽になったり、乾燥する場所で悪化することが多いです。一方調節緊張症の場合は、パソコン作業が長い方に起こりやすく、眼が疲れたときには目の奥が重く、場合によっては痛く感じることが多いです。ドライアイと調節緊張症では治療が根本的に異なるので、しっかり鑑別する必要があります。名古屋アイクリニックでは、AA2(ニデック社)という器械を使用して、個々の患者さんの眼の中の毛様体筋の緊張状態を調べています。
下の検査結果は正常の方と調節緊張症の方のものです。調節緊張症でグラフが赤くなっているとことは、毛様体筋が緊張していることを示しています。 その他ドライアイの検査もいろいろ行い、最終的に治療方法を決めていきます。調節緊張症であれば20倍希釈サイプレジン(自家調整点眼)などを使用し、ドライアイではそのドライアイのタイプにあった目薬を使用していきます。最近はこの両方が合併している場合も多く見かけます。 ![]() #
by kojima_eye
| 2012-11-11 20:41
| ドライアイ
2012年 11月 11日
先日NHKのためしてガッテンでドライアイの新しい目薬が報道され、毎日「ムチンの目薬って自分に効きますか?」とか「オクラのネバネバの目薬ください。」というような方まで来院されています。今までドライアイの患者さんに、新しい目薬が出ました。眼の表面からムチンを分泌させるんです。とお話ししてもなかなか反応が小さかったんですが、一気に認知度が高くなった感じです。両点眼薬ともに治験に関わってきたこともあり、この状況はとても嬉しく思っています。
ここでテレビを見ていなかった方に、簡単にご説明します。日本で開発されたドライアイの目薬の「ジクアス」と「ムコスタ」は眼表面からムチンを分泌させる点眼薬で、ドライアイの方に処方することが出来ます。ムチンはオクラや納豆にも含まれる成分で、眼の表面では涙を安定化させ眼が乾きにくい状態にします。ドライアイは治療してよくなると、ためしてガッテンで出てきたように実用視力といって、連続的に視力を測定する状況下では視力の向上も得られることもあります。目に乾燥感がある、瞬きを何回もしないと見づらいような症状があれば、この目薬の適応になる可能性がありますので、眼科で相談してみてください。 ![]() #
by kojima_eye
| 2012-11-11 20:26
| ドライアイ
2012年 09月 20日
今日はいきなりリラックスタイムです。
![]() 2週間名古屋アイクリニックを学会でお休みしましたので、外来はものすごい混雑で患者さんには大変待ち時間が長くなる場合もあり、ご迷惑をお掛けしました。 昨日の新幹線での疲れと本日の疲れを見かねたのでしょうか、心優しいスタッフが名古屋アイクリニックに新導入されたサウンドヒーリングなるものを体験させてくれました。心地よいヒーリング音楽とともにバイブレーションが枕とクッションから伝わってきて、体で感じる音楽のようです。確かに疲れた頭と体にはもってこいですね。もう少しで眠りそうになってしまいました。N院長は気に入って自宅にも導入したようです! 名古屋アイクリニックでは眼精疲労外来のマッサージに導入されたようです。自分の角膜外来のマイボーム腺マッサージにも導入しようかな。でもマイボーム腺にはどんな効果が?? #
by kojima_eye
| 2012-09-20 00:01
| その他
2012年 09月 17日
昨日は眼抗加齢医学研究会講習会に講師として呼んで頂き、「たばこが眼表面に与える影響」と題して講演させて頂きました。
喫煙はいろいろな害を体に及ぼしますが、講演ではその眼表面、とりわけ涙液機能への影響という話をしました。簡単にいうと長期の喫煙者はドライアイになるリスクが高い、また短期の煙への曝露でも涙液の状態に変化を及ぼすとい話です。 抗加齢医学研究会とあって、器械展示ではサプリメントの会社がブースをだしていたり、ランチョンセミナーのお弁当にはプラセンタゼリーが添えられるなどいつもの眼科学会とは違う雰囲気で新鮮でした。サプリメントをいくつも試食した影響で、帰りの新幹線ではお腹が痛くなりました。。。 場所が東京スカイツリータウン 東京ソラマチということでちょっと楽しそうな雰囲気を予感させますが、着いたら連休の真ん中とあって、すごい混雑でお土産の買い物もせずに帰ってきました。 そら模様もどんよりしていましたが、間近でスカイツリーを見たのは初めてで、ちょっと首が痛くなるぐらい背が高かったです。いつか上まであがろう! ![]() #
by kojima_eye
| 2012-09-17 19:05
| 学会
2012年 09月 17日
前回からの続きですが、ヨーロッパ白内障屈折矯正手術学会の報告の続きです。
場所はイタリアのミラノで行われましたが、今回は同時期にF1も開催されていてなかなかホテルがとれず、学会場へは毎日タクシーで行かないといけない状態でした。 これが学会場の前ですが、台風で壊れた後のように見えますが、このようなデザインのようです。一緒に写っているのは今回一緒に行動していた中京病院の長谷川亜里先生です。長谷川先生は今年専門医試験に合格してこれから屈折矯正手術や角膜を専門にしていこうと意気込んでいるようです。 ![]() 学会では日本ではまだ始まったばかりの次世代のレーシック、スマイルがかなり話題になっていました。これはフェムトセカンドレーザーのみで行うレーシックですが、フラップを作らないという最先端の技術です。カールツァイスのフェムトセカンドレーザーのみでしか行えないということもあって、ツァイスのレーザーの周りはいつ行ってもウェットラボ(豚の目で手術の練習をするもの)待ちの人でいっぱいでした。 ![]() 名古屋アイクリニックでも9月からスマイル手術を始めていまして、つい最近その説明ビデオも出来ました! もっと詳しく知りたい方は興味がある方はこちらから名古屋アイクリニックのサイトをのぞいてみて下さい。 さて学会と言えば観光も忘れていません。 大聖堂、ドゥオーモはその大きさに圧倒されました。ぼーっと見ているとジプシーの方に鳩のえさを握らされそうになってちょっとびっくりしました。何も知らない方は鳩のえさを持たされて後でお金をせびられていました。。。 ![]() またミラノにはスカラ座という有名なオペラ劇場があります。オペラは公演がありませんでしたが、バレエの「オネーギン」がちょうどやっていましたので、観に行ってきました。席も前から数列目で出演者の表情も分かるぐらいの場所で観ることが出来てとても感激しました。 ![]() やっぱりヨーロッパの学会は食事もおいしいし観光も充実していていいですね。満喫した2012年ヨーロッパ白内障屈折矯正手術学会でした。 #
by kojima_eye
| 2012-09-17 17:56
| 学会
2012年 09月 17日
先週の木曜日までイタリアのミラノで行われたICLエキスパートミーティング、ヨーロッパ白内障屈折矯正手術学会(ESCRS)に参加してきましたので忘れずに書いておきます。
ICLエキスパートミーティングは毎年ESCRSの前に行われるICLのユーザーズミーティングです。 虹彩切除が必要のない真ん中に穴があいたhole ICLがヨーロッパで発売されて1年経過して、ヨーロッパでは主流のタイプになってきているようで、日本でも早く使えるといいなあと思っています。 このICL世界の多くで手術が行われていて、現在は7分で1枚世界のどこかでICLが手術で挿入されているそうです。 トーリックICLは発売10周年ということで、夜のパーティではこんなICLの形をしたケーキが出てきましたが、自分は時差ボケで眠くてデザートを食べずにホテルに帰って寝てしまいました。 ![]() 今回少し嬉しかったのは日本でのICLのトレーナーとして多くのドクターに教育をしたということで、中京病院の市川先生とともに表彰されました。 ![]() #
by kojima_eye
| 2012-09-17 17:23
| 学会
2012年 07月 08日
今週の水曜日ですが、ムコスタ点眼液の講演会で講師をさせていただきました。平日にも関わらず話を聞きに来ていただいた多くの先生に感謝です。Next Generation Dry Eye Medical Care Seminar in Nagoyaと仰々しい名前がついた会でしたが、今後東海地区でドライアイなど前眼部を中心にやっていく若手の先生が中心に集まった会でした。ムコスタ点眼液、まだ発売されて半年ぐらいでまだまだどのように使ったらいいのか分からないという事をよく聞きますので自分の処方例を示させていただきました。
やはり自分の印象でも、今までのドライアイ治療薬と違って炎症を抑える力があるというのが特徴に思います。欧米ではドライアイは炎症性の病気という位置づけで免疫抑制薬のシクロスポリンが広く使われていますが、日本では今まで抗炎症効果を持ったドライアイ点眼薬はステロイド以外になかったので点眼薬の幅が広がったことでドライアイの患者さんの治療の幅が広がったように感じています。 ![]() #
by kojima_eye
| 2012-07-08 08:59
2012年 07月 08日
今週の水曜日ですが、ムコスタ点眼液の講演会で講師をさせていただきました。平日にも関わらず話を聞きに来ていただいた多くの先生に感謝です。Next Generation Dry Eye Medical Care Seminar in Nagoyaと仰々しい名前がついた会でしたが、今後東海地区でドライアイなど前眼部を中心にやっていく若手の先生が中心に集まった会でした。ムコスタ点眼液、まだ発売されて半年ぐらいでまだまだどのように使ったらいいのか分からないという事をよく聞きますので自分の処方例を示させていただきました。
やはり自分の印象でも、今までのドライアイ治療薬と違って炎症を抑える力があるというのが特徴に思います。欧米ではドライアイは炎症性の病気という位置づけで免疫抑制薬のシクロスポリンが広く使われていますが、日本では今まで抗炎症効果を持ったドライアイ点眼薬はステロイド以外になかったので点眼薬の幅が広がったことでドライアイの患者さんの治療の幅が広がったように感じています。 ![]() #
by kojima_eye
| 2012-07-08 08:58
2012年 04月 02日
しばらく非常に忙しい日々が続き、ブログを更新していませんでしたが、少し落ち着いてきましたのでまた本日より再開します。
そして急ですが本日より岐阜赤十字病院へ赴任しました。岐阜赤十字病院は現在の部長である前田征宏医師が専門の緑内障と白内障手術で規模を大きくし、ここ3年で地域の眼科中核病院となってきました。 私はこれまでの高度な白内障手術診療を継続しつつ、角膜疾患、ドライアイなどの自分のサブスペシャリティの専門外来を立ち上げていく予定です。また角膜移植もできるように準備を進めています。なお引き続き、名古屋アイクリニックでは毎週水曜日に角膜外来、手術、月1回土曜日に円錐角膜外来を行っています。また仙台でも月に1回角膜外来(完全予約制)を行っています。 最近は春休みということもあり、名古屋アイクリニックでは毎週のように角膜クロスリンキング治療を行っています。角膜クロスリンキングは円錐角膜の進行予防の治療ですが、初期の円錐角膜が対象となりますので若い方が多いので、学校が休みの時にどうしても手術が集中してしまいます。 ![]() #
by kojima_eye
| 2012-04-02 22:30
| 円錐角膜
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