コンタクトレンズ外来
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でも最近は患者さん自らが探して受診してくれることも多くなり、今日は三重や岡崎から来られた方もいらっしゃいました。
主に円錐角膜の方が多く、球面レンズ、非球面レンズ、ボストンレンズなど様々なレンズを取りそろえています。時々患者さんが何年も我慢して痛い思いをしながら不便に過ごされている場合があります。そのような状況を打破し日常楽に過ごせるような処方を目指すことがこの特殊コンタクトレンズ外来の目標です。
このようなコンタクトレンズ外来は医師1人の力でできるわけではなく、特に視力検査は通常のコンタクトレンズの視力とは異なり合わせるのが難しいです。ここでは経験を積んだ視能訓練士が視力を合わせています。
写真は今日診察したボストンレンズの患者さんです。コンタクトレンズと角膜の間にスペースがあるのが分かりますか?ボストンレンズは角膜にレンズが触らないので違和感が少なくほぼどんな重症の円錐角膜にも処方可能なんです。この方は円錐角膜で長年ハードレンズを使用していて段々違和感が強くなって使えないということで6ヶ月前にボストンレンズを処方しました。今ではすっかりレンズの装脱もスムーズになり快適に過ごされているようです。円錐角膜がひどくて長年ハードレンズを使用しているとレンズと角膜が擦れる部分が白くなってきますが、この方はボストンレンズに変えてからてどんどん角膜の濁りもなくなって視力も今では両眼ともに1.0以上でています。
(写真の使用に関しては全て患者さんの同意を得て使用しております)