角膜クロスリンキング1年経過
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今回、患者さんのデータを解析して分かったことは、角膜クロスリンキングは進行予防治療ですが、裸眼視力は半数の方で改善し、全例で角膜中心部が手術前よりも平らに(円錐角膜は角膜がとがってしまう病気です)なることです。最近は欧米からの報告でも同様なことが言われていますが、進行予防だけでなく角膜の形状も少し改善させることが出来るという治療です。以下に典型的な角膜クロスリンキング後の角膜形状解析の結果を載せておきますが、円錐角膜外来では、円錐角膜の進行をご説明するときにもこの検査は行いますが、角膜クロスリンキングに角膜がどのように変化しているのかも調べてご説明しています。
この治療方法で重度の円錐角膜になってしまう方が少しでも減ればと思っています。