名古屋アイクリニックでの円錐角膜治療
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どのような治療があるのか、その価格は?とよく問い合わせを受けますのでこのブログにもまとめて書いておきます。
1.各種ハードコンタクトレンズ:患者さんが快適に日常生活が送れるように、目の状態にあったコンタクトレンズを提案しています。サンコンタクトレンズ社、レインボーコンタクトレンズ社の円錐角膜用レンズ、ローズKなどを揃えております。
2.ボストンレンズ:通常のハードコンタクトレンズは年齢とともに装用が難しくなるケースが多く、最近は40歳以降の方への処方が多くなっています。違和感は通常のハードレンズと比べてずっと少ないのが特徴で、基本的にレンズが角膜にさわらないので、どんな重症円錐角膜にも対応出来ます。自費診療で両眼50万円(1年間の診察料込み)となります。

3.角膜クロスリンキング:現在しっかりしたエビデンスのある唯一の円錐角膜進行予防治療です。学生の方が治療希望で多いため、夏休み、春休みは混み合いますので早めに予約をお願いします。自費診療で片眼10万円となります。

4.角膜リング:以前から問い合わせの多かった治療ですが最近当院のフェムトセカンドレーザーがリング対応となったためにようやく導入できました。ハードコンタクトレンズのフィッティングが悪い方や裸眼での視力を少しでも改善したい方向けの治療方法です。2012年11月より導入しており現在数名のモニター募集中です(体験談などに協力頂きます)。自費診療で片眼18万円となります。

5.ICL:円錐角膜で進行が止まっている方向けの屈折矯正方法です。ICLは厚生労働省認可の有水晶体眼内レンズです。この治療は眼鏡でもある程度視力が出る方が対象となります。

6.角膜移植:愛知県アイバンク及びアメリカのアイバンクからドナー角膜の提供を受け施行しています。円錐角膜は角膜の内側の部分は悪くないので、その部分だけを残して行う深層移植という方法を行っています。この方法の利点は拒絶反応のリスクがないことです。最近ではフェムトセカンドレーザーを用いて角膜を切開して移植を行っておりより正確な手術が行えるようになってきています。2012年は名古屋アイクリニックで計12眼の角膜移植を施行しています。