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2018年 03月 15日
たくさんの方に今まで読んでいただきました、このブログですが
自分が行なっている治療内容やその解説ページとともにブログを移転しました。 今後は以下のサイトからご覧ください。 今後ともよろしくお願い致します。 #
by kojima_eye
| 2018-03-15 08:27
| その他
2018年 02月 21日
円錐角膜など不正乱視の方に対してピンホールソフトコンタクトレンズの臨床研究を開始しました。
以前に円錐角膜に対する白内障手術でのピンホール眼内レンズの話をしましたが、これはそのコンタクトレンズバージョンです。 このようなアイデアは以前からあったのですが、穴が空いている部分(ピンホールの部分)がちょうど瞳孔の位置に合わないことが多く、逆にみづらくなってしまうということがありました。これを微妙に調節可能な状態にしたのがこのコンタクトレンズの新しい点です。また黒い部分には小さい穴を無数にあけ、光をカットしすぎないようにしています。 円錐角膜で見やすくなる理由は、角膜のゆがんでいる場所から通る光をカットするからです。
このコンタクトレンズのメリットはソフトコンタクトレンズであるため、装用感が普通のソフトコンタクトレンズと変わらないことです。このコンタクトレンズが向くのは軽度から中等度の円錐角膜の患者さんで、重症のタイプにはこのコンタクトレンズでは限界があります。 デメリットは、どうしてもある程度は目に入る光が減るので、夜間など瞳が大きく開くような状況で暗く感じることです。 希望の方は、名古屋アイクリニックまでお問い合わせください。 #
by kojima_eye
| 2018-02-21 22:22
| 円錐角膜
2017年 11月 09日
突然ですが明日11月10日は円錐角膜の日となっています。 これは、アメリカのNPOのNational Keratoconus Foundation (NKCF)が昨年から始めた運動で、こういった日を設けてアメリカでも余り知られていない円錐角膜についての情報を発信し共有しようという運動です。 円錐角膜は日本でも、まだまだ認知度が低い疾患ですが、外来で接していますと患者さんはいろいろな悩みを抱えています。周囲に理解されず悩んでいらっしゃる患者さんも大勢いらっしゃいます。 私も円錐角膜研究会を通して、セミナーなどでまずは眼科医に最近の円錐角膜治療について知っていただきたいと活動していますが、一般の方にも円錐角膜への理解が深まるとよりいいなあと最近感じています。 #
by kojima_eye
| 2017-11-09 13:17
| 円錐角膜
2017年 11月 02日
コンタクトレンズは適切に使えば非常に有効な近視や遠視、乱視を矯正する手段です。私は自分ではレーシックを受けていますが、コンタクトレンズを否定することはなく、快適に使用できるように眼科医としてサポートしていきたいと考えています。さて、今日は名古屋アイクリニックで始まったコンタクトレンズ不耐症外来のお話です。
コンタクトレンズがどうしても合わない。今まで使用してきたのに最近長時間使えなくなってきた。コンタクトレンズを装用するとすぐに曇ってしまう。 このように、コンタクトレンズの装用が難しい状況をコンタクトレンズ不耐症と言います。その原因は様々ですが、ドライアイやアレルギー性結膜炎などが背景にあることもありますし、コンタクトレンズそのものが合っていない可能性もあります。 これまで、このような患者さんが時々自分の角膜外来に来られることがありました。多くの方は現在の問題点を明らかにし、治療やコンタクトレンズの変更でより快適にコンタクトレンズが使えるようになることが多いです。そのような患者さんはとても感謝されますが、今までどこに受診していいかわからなかった、と言われることが多いことに気づきました。現在各社より快適に装用できるようにと工夫を凝らしたコンタクトレンズが販売されていますが、ドクターの好みや置く場所や効率性を考えると、なかなか患者さんがいろいろなコンタクトレンズを試すことができない現状があるようにも思いました。 このような現状を議論し、これまで準備に半年時間をかけて11月より名古屋アイクリニックでコンタクトレンズ不耐症外来を開始しました。担当医師は私と水野泰子先生、それに視能訓練士2名でチームを作りこれから頑張っていきます。このコンタクトレンズ不耐症外来について詳しいことは名古屋アイクリニックHPを参照したいただければと思いますが、特色としては以下です。 1. コンタクトレンズ不耐症の原因を追求する 2. 様々なコンタクトレンズを一度にたくさん試せて、自分に最適なコンタクトレンズ選択ができるようにする。 3. ドライアイやアレルギーがあっても、それとうまくつきあいながらコンタクトレンズ装用ができるようにする。 予約方法などはHPを確認してください。あと最後に、現在使っているコンタクトレンズがまだある程度使用できる場合は、装用して何時間か経過した状態をみせていただきたいので、装用した状態で来院をお願いします。
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by kojima_eye
| 2017-11-02 08:18
| コンタクトレンズ
2017年 10月 18日
10月7日から11日にかけて、ポルトガル、リスボンで行われたヨーロッパ白内障屈折矯正手術学会に参加してきました。今回この学会は白内障、屈折矯正手術だけでなく角膜関連の報告が多いのでほぼ毎年参加しています。私は角膜クロスリンキング関連のポスター発表をしました。最近の海外の学会はeポスターと言って、パソコン上で閲覧するポスターが多いのですが、今回私の発表は、その中から選抜されPoster villageという場所で口頭発表をすることになってしまいました。私は通常の角膜クロスリンキングと高速クロスリンキングの結果を日本人で比較した研究を報告しました。クロスリンキングは各国からいろいろな発表があり、非常に熱い分野であることが実感できました。私の発表では術後1年においては高速クロスリンキングは従来のクロスリンキングに比較して同等の進行予防効果を発揮し、かつ角膜混濁や傷の修復が早いという結果でした。従来法は1時間程度手術時間がかかるのに対して、高速法は20分程度で終了するので、患者さんにとっても負担が軽い方法と思われます。 現在円錐角膜に対するクロスリンキング治療は、欧州では高速法が主流になってきていますが、それに加えカスタムクロスリンキングという新しい治療が登場し、注目されています。これまでの角膜クロスリンキングは、角膜の8ミリの範囲に均一に紫外線を照射してどの部位も同じように角膜を変化させるというものでしたが、カスタムクロスリンキングでは、角膜形状を事前に取得し、そのデータに基づいて紫外線を照射することになります。すなわち、角膜の突出場所は角膜が弱い場所なので、その場所はより強い強度で紫外線を照射し、その他の部位の照射は低いエネルギーでという感じです。このように角膜の形状に合わせて治療が行われるので、利点は円錐角膜の進行を予防するだけでなく、角膜の形状を改善する効果が期待される点です。まだ非常に新しい治療で、欧州でも限られた施設でのみ行われているようですので、まとまった結果はまだ発表されませんでした。今後期待ができる治療の一つと思われます。 ポルトガルには初めて行きましたので、学会で忙しい日程でしたが、1日バスツアーでシントラやユーラシア大陸最西端のロカ岬に観光に行ってきました。最後にお腹をこわしてしまい、げっそりして帰国したのが残念でしたが、非常に有意義な学会でした。 最後に自分の発表風景の写真です。 #
by kojima_eye
| 2017-10-18 07:55
| 学会
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